SO LONG!GOOD-BY

自称社会人による主に漫画アニメの感想

誰ソ彼ホテル感想1 ネタバレありまくり

Q.現実逃避したくなるのはいつですか?




例えばオシャレなカフェでブラックコーヒーに口をつけたとき、どこからかやってきたリポーターにこのような質問をされたとしよう。



きっとこう答えるのではないだろうか。





A.仕事の納期が迫る頃ですね





そんなとき、現実逃避の手段としてひとつあるのがゲームである。


私はフローリングに寝転びながら自分好みのゲームを探す。
なぜなら、ここはオシャレなカフェではなく、冷暖房完備のショッピングモールでもなく、我が家のリビングであるからだ。
そして、アプリサーフィンの途中に出会ったのがこのゲームであった。



誰ソ彼ホテル
https://apps.apple.com/jp/app/%E8%AA%B0%E3%82%BD%E5%BD%BC%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB-%E8%84%B1%E5%87%BA-%E6%8E%A8%E7%90%86%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0/id1289106083

https://play.google.com/store/apps/details?id=tokyo.seec.tasogarehotel


脱出ゲームやパズルゲームが好きな私はためらいなくインストール
これが沼だとはしらずに…






と、よくある口調で語っていっても面白くないので、今回はネタバレ含む誰ソ彼ホテルの感想を書きなぐっていきます。下書きしたらえぐいほど長くなったのでとりあえず登場人物編ということで。

ネタバレ含むのでokな方のみどうぞ。






□塚原音子□

我らが主人公!音子ちゃん!!!

初見はなんじゃこのアニメ声ってびっくりしたけどそこがまたかわいいのです、ぐふふ。
自分の名前もこれまでも今何が起こっているのかもわからないところから始まるストーリー。

はじめのしっかりしたモノローグを読んだときは、しっかりしたJKだなあなんて思ったし、チームAutumnのチケットが出てきたときは、こんなかわいいのにオタク女子!と親近感わいたんだけど、徐々にあれあれと思うことが増えていく面白さと言ったら…

「大外さんって犯罪者じゃないんですか?」なんてすんなり聞けちゃうし
犯罪者相手に勝負に負けたら「なんでも言うこと聞きますよ」なんて言っちゃうし
地獄の生物相手に地獄に落ちる「覚悟はあります」なんて言っちゃうし
極めつけに特別ストーリーでは釘バット片手に地獄で一騒動!!!なにこの主人公!?最高!!!!!

昔から“芯があって強い女の子”好きな私はイチコロでしたね。なんてかわいいんだ。そしてなんて我が強いんだ音子ちゃん!!
ルリさんへの変態性もかわいいし、阿鳥先輩へのなつきっぷりもかわいい。
そもそも1週間くらい?だけお世話になった人(自分の臆病さで地獄送りにしてしまったとはいえ)のために他者を地獄に送ったり、自らも地獄へ出向いたり…そんなこと普通できないよ。でもそれをやりとげちゃう音子ちゃん最高です。

私ネタバレ平気人間なんですよ。むしろ小説買うときはあとがきや寄稿文読んでから買うし、漫画読むときも最新のネタバレどんどん見ちゃうし。
だからはじめの頃から音子ちゃんがどんな姿でホテルに来たのか気になってたんですけど、色んなサイトで検索してもなかなかでてこなくてすっごいモヤモヤして…。まあ普通に本編でわかるという。つまり、そのまま自分の顔できていたという話、それに付随する阿鳥先輩の考察?を聞いて納得しましたね。
彼女は自我がしっかりしているんだ。そんな音子ちゃん、君にぞっこんだぜ!

地獄へ連れていかれる先輩をみたときの絶望した泣き顔。ダルマED。いつの間にか先輩たちの失踪ED。アナザーエンド。全てを乗り越えてトゥルーエンドに辿り着く彼女のガッツは並大抵のものではないと思いました。
「連絡待ってますよ~~!」の笑顔がかわいすぎてトキメキが止まらないトゥナイト。阿鳥先輩の返しもよかったね!
「夢で会えたら会いましょう」って台詞も好き

「色恋の相手ばかりが運命の相手ではない。」
「自分の運命を左右する相手こそが運命の相手だ。」
「私にとって運命の相手は…」
「大外聖生」
一番好きな台詞です。しびれました。



□阿鳥遙斗□

本作のヒロイン。
ですよね??

阿鳥先輩は一見チャラ男なのにとても真面目で、努力も惜しまない人間。
私も阿鳥先輩に「真面目に」って言われてえ~~~~!!!!
とにかく音子ちゃんが何度も言ってるけど顔がいい!そして鈍感だけど人としては優しいし思いやりあるし仕事できるしかっこいいしかわいいし……最高ですよね!!
とっかえひっかえの件はあれだけど私服をもうちょっと大人っぽくすればいいんじゃないですか?パイセン

サックスへの思いは非常にずっしりきた。なにかでプロになりたいなんて多くの人が思い描くだろうけれど、ほんとうにその夢を叶えるところまでいけるのはほんの一握り。それでも彼は留学までいったんだから本当に努力したし上手だったのだろう。
それでも叶わないことがあると気付いての今なんだ。そう思うと彼もまだ大人になりきれていないのかもしれない。

ところでですね、私は正体を隠していた人が「実はあのときのあれは私だったんだよ」って明かすか明かさないか…みたいな展開が超絶好きなんですよ。

例えば
リボーンでいうリボーンがツナにだけ元大人だと言わない(というかツナがきいてないだけだけど)とか、ぬらりひょんの孫リクオがカナちゃんに正体を言わないとか、月刊少女野崎くんで結月がローレライってことを若松くんに言わない(というかこれも若がきいてないだけ)とか…
そういう一部の秘密みたいな。

この作品でいうと、地獄から阿鳥先輩を救い、黄昏ホテルでの同僚の日々というなかったはずの未来を共有した音子ちゃんは、地獄のことまで思い出されたらつらいという理由で特ストでは阿鳥先輩に自分の知っていることを隠そうとしたじゃないですか。
そういう「あぁ!言いたい!教えたいけど…!んあぁ!!!もどかしい!」みたいなのが大好き!笑(登場人物は隠そうとしていても、私は教えたくなる)
だから、特ストで地獄の夢で釘バットに救われ、音子ちゃんの首根っこ掴んで「教えてくれるまで放さない」とかいうのめちゃくちゃ興奮しましたね。もう最高



□支配人□

燃えている男。

全END後、6章の分岐をやり直して瑪瑙さんの手伝いをしたときに「約70年前、人が大勢亡くなったときに支配人がこのホテルをつくったの」的なことを瑪瑙さんが言ってるのを聞いてもう最高に好きになりました。
そこまでまあ普通に好きだけどまあよくわからんなって感じだったから…

きっと支配人のもともとの立ち位置はあの世へいく人間をただ傍観していたのだろうけど、それだけじゃ煮えきれないものがあってホテルを開いたんだろう。
この作品の萌えキャラ2位だと思っております。

ギャンブルに負け、プロ級のライブにたいして上手くないのに駆り出され、いつでも酔っぱらう上に仕事をサボることもある、思い入れのある人間が地獄に連れ去られてもなにもできない。
つまりダメ人間なのか?
それはきっとちがっていて…そこに彼の人間性、いや炎性?があらわれていて。

「塚原さん、君はクビだ」から「これはただのえこひいき」にズキューーーン!でした。
きっと音子ちゃんたちのことも忘れてしまうとわかっている上でここまで相手のことを考えられる。素敵なひとだ!



□ルリさん□

ルリさんかわいいよルリさん。
本作の萌えキャラNo.1
私もルリさんにハグしたい、ぎゅ~~~~!!

しっかりものにならざるをえなかったとはいえ、しっかりしてる~~!
はじめ、どうみても音子ちゃんより年下なのに「塚原!」とかきっつと思ってたけど全然でしたね~~なんてかわいいんだルリさんハグしたい。
阿鳥先輩のこと阿鳥くんっていうのもかわいすぎ妹にしたい。
大外さん怖くてガクブルしちゃうのもかわいすぎ養いたい。
特ストで友達できて喜んでるのもかわいすぎ友達になりたい。
阿鳥先輩の姿をみて大泣きしちゃうのもかわいい、ところで戸籍はいつ移す?

阿鳥先輩を救うといった音子ちゃんに「私のお給料も」といった彼女の同僚への思いの強さ。
実際現世にもどったら大外のことを怖くて通報できないといった弱さ。
どちらも人間らしくて素晴らしいし、仲間を救うために何ができるか自分にできる範囲を見定めることができるルリさんはみんなよりよっぽど大人であると考えている。私は。

関係ないけどお手伝いのときの「ちょっと塚原~!サボってるんじゃないでしょおねぇ~~!」がツボすぎて……あなたはどこまで萌えの塊なんですか!!!!



□瑪瑙さん□
う、美しい…
大人の女性ですね、エレガント!!
とかおもってたら奥歯ガタガタとかいっちゃうあたり地獄要素が…
塚原音子という人間に興味を持ったあと、どちらかというとこれからが気になるお方ですね。
しかしながら5章はグッジョブ!



□切子さん□
いま、名前かこうとしたら一瞬でてこなかった…あの…地獄メガネ猿とか書きかけたあっぶな…

彼は好かない、けれど嫌いに離れない。
自分の娯楽のために人を地獄に叩き落とす、いうなればクズですよ!!!
でも、地獄の生き物だから仕方ない。彼が天使に生まれていたら喜んで天国に叩き上げ(?)ていたことでしょう。

かわいいかわいい音子ちゃんがボロボロになったのも、阿鳥先輩が地獄におちたのも、原因の一端がここにある。だから好かない。でもまあ最後は手を貸してくれたし、音子ちゃんの地獄での活躍を聞いて笑っている姿はなんともいえず…
彼もどちらかというとこれからが気になるお方です。



□大外聖生□
お、お、大外~~~~!!!!!!!!てめえコラ!!!!!怒りの頂点に達するぞコラ!!!!!!ケツから直腸ひきずr





私は好きです大外さん。でも普通に阿鳥先輩の方が好きだけどね。なんなら音子ちゃんが一番好きだから。

彼の生い立ちについては言うことは少なくなってしまう。
裕福で誰からも羨まれるような暮らしだっただろうけど、本人にはそれが苦しくてでもそれを苦しいとは思っていなくて…見つけてしまった殺めるという手段
なんて不幸なんだ。

それにしても設定もりもりですよね。
スタート画面で「僕は大外聖生。探偵さ」とか言われたらもう笑うしかないですよね。
そういうところ最高に好き。

5股なのにマメに連絡とかほんとやばい。要するに本人は認めなかったとしても愛を求めているんじゃないだろうか。母なる愛を、家族愛を。
阿鳥先輩に対する愛は異常だ。好奇心や愛情なんて言葉で片付けられるものではない。ハンニバル?思考が常人のそれではない。そこまできてしまったのは彼のもともともっていたものではなく、確実に後天的なものだろう。
赦されざることをしている彼だけど、赦されるべき部分があった。でも彼はその道を選ばずに違ってしまった。もう赦されることはないと考えると煮え切らないところもあるけれど、己の欲のためだけに自尊心を保つだけに(全部読むと自尊心の欠片もないのではと思うけれど)取り返しのつかないことをしているから救いようがない。

それでもトゥルーエンドで助けを求める姿は、あまりに滑稽で、惨めで……可哀想だった。
願わくば彼の救われる世界線があることを。

しかしまあ先述したように「実は私は~~!」みたいな種明かしが好きな個人的には地獄におちてなかなかの形相で「思い出したぞ!塚原音子!」ってなるとこは興奮しました。


□安藤さん□
はじめにバッドエンドで死なせてしまったパチンコ玉
あのときは助けを呼びにいってしまってすまんな。
彼も救われない人間だけど、どうかこれからの人生に幸あらんことを。


□キョーコちゃんとトオルさん□
落ちは読めていてもトリックがわかってなかったのであ~~なるほど!感がすごかった話。
それにしてもキョーコちゃんの人相の悪さよ


□カネコノ□
笑顔がたまらんね。さすがアイドル!
酩酊、はじめは微妙とかおもってたけどめっちゃいあじゃんなにあれなにこれ。
次回書きたいけど5章とても好き




登場人物についてめっちゃ語ってしまったけど、今度ストーリーについても語りたいのでそれはまた次回で。